STC-FDRオムロン
トラブル発生の瞬間を録る
ロボットアームの予期しない挙動を把握
無人化した現場では製品に傷がつくようなトラブルが発生しても「何が起こったか」がわからず、原因特定に時間がかかります。ロボットの動作状況を生産指示ごとに録画し残すことで、トラブル発生時の状況が把握でき、短時間で原因を解析できます。
・録画トリガ:PLC の生産指示信号
・録画範囲:生産ロット単位
無菌装置の開扉作業の様子を把握
無菌装置での作業現場では人の目が届きにくいため、不良が発生した瞬間の状況がわからず、原因特定が困難です。例えば、パーティクル量の異常値などをトリガにして、前後の設備状態を録画することで不良発生の原因解明につなげられます。
・録画トリガ:設置されている環境測定用センサ
・録画範囲:異常検知の前後を自動録画
【事例】検査NGをトリガに作業工程を録画
■遠隔での状態確認&常時録画
録画をせずに遠隔でリアルタイムに現場の状態を見る使い方や、最大1年間*1の常時録画も可能です。
100機種以上の豊富なラインアップにより、目的に応じたカメラを選定いただけます。
カメラの詳細はこちらをご覧ください。
https://sentech.co.jp/
■設備の狭所にも設置自在
19mm角の超小型ヘッド分離カメラにより狭所への設置が可能。
■微細な変化を録画
2040万画素の高解像度で設備の状態変化を高精細に録画可能。
■高速ラインを録画
400fps(40万画素/1台使用時)の高速入力による高速ラインの録画が可能。
■広域と局所の動画を同時に録画
多彩なカメララインアップに加えて、レンズ、カメラの組み合わせが自由自在。製造現場の全体を映す広域動画撮影に必要なケーブル長の長いカメラもラインアップしていますので、これらの組み合わせにより広域と局所など録りたい画像を同時に撮影でき、再生時に見比べることでトラブル事象の解析をより正確に行うことができます。
【STEP1】機器を準備
カメラと専用ソフトウェアをパッケージ化しており、プログラムレスですぐに使用いただけます。
汎用的なカメラと画像処理ソフトウェアを組み合わせてシステム構築される場合には必要な動作検証やプログラミングが不要です。
生産現場に導入されているセンサやPLCからの入力をトリガにして、すぐに録画を開始できます。
注. カメラは最大8 台まで同時録画できます。カメラ接続には、パソコンの仕様とカメラ接続台数に応じて、ハブを準備してください。
【STEP2】インストール
パソコンまたはIPCに、ファクトリードライブレコーダのソフトウェアと、カメラドライバ(SentechSDK)*1をインストールします。
*1. カメラドライバ(SentechDSK)の最新版は、オムロンセンテック株式会社のホームページよりファイルをダウンロードしてインストールしてください。
【STEP3】録画条件の設定
カメラ設定、録画設定、録画動画の保存先の設定を行います。