NX502-□□□□オムロン
最大10系統のEtherNet/IPに対応し、大規模システムに最適
歩留まり向上のためのデータ活用
【課題】 歩留まり向上には、最適な加工条件を見つけるため、温度・圧力・流量などのデータを精密に分析し、分析結果を装置へリアルタイムにフィードバックする必要があります。 精密な分析を行うには、高分解能データを、高速に正確な時系列で収集する必要がありますが、データ量が膨大となり、データベースへのデータ転送処理がボトルネックとなります。 |
【NX5】 NX5は、データベース転送性能が従来品*1比約4倍で、生産現場で増加傾向にある高分解能データを、取りこぼすことなく高速にデータベースへ転送可能です。 さらに、データベース上で分析した結果を、加工条件へリアルタイムに反映させることで、不良を回避し、歩留まり向上に貢献します。 *1 マシンオートメーションコントローラ NJ5シリーズ |
■DBサーバと制御をリアルタイムに連動
高速DB通信
■高分解能データを高速周期で時系列に収集
高速アナログ入力ユニット NX-HAD
5μs周期のサンプリング
高機能温度調節ユニット NX-HTC
分解能0.01℃の温度制御
設備のタクトアップと品質向上を両立
【NX5】 NX5は、サーボモータやステッピングモータへの指令値更新を最速250μsの定周期で実行し、滑らかなカム動作や軸間の高精度な補完制御、位相調整が可能です。 また、全てのEtherCAT® I/Oから1μs以内の誤差で同時刻のデータ収集も実現しています。 さらに1 台あたり最大許容通信帯域40,000pps が可能なEtherNet/IPユニットを、最大4台までNX5に装着でき、大容量通信に対応可能で、高速タクトの維持と製品の早期高品質化を実現します。 |
■必要情報を漏れなく収集
1Gbps×10ポートの高速大容量通信
■滑らかなカム動作・高精度な位相調整を実現
32軸250μs の制御性能
安全統合された高稼働率設備の実現
【課題】 EVやデジタルデバイスなどの技術革新に乗じて、製造現場では急激な需要変動への対応を求められ、柔軟な設備作りが必要です。 特に大規模ラインにおいては、効率的にライン・工程の変更や追加を行うために、ソフトウェア・ハードウェア・ネットワークをモジュール構造で設計します。 しかし、安全通信は同一ネットワークセグメント上に構成し、すべての工程のネットワーク電源を遮断しなければならないため、影響範囲が多岐にわたり、リードタイムが長くなっていました。 |
【NX5】 NX5は、従来のソフトウェア、ハードウェアのモジュール化構造に加えて、安全を含めたネットワーク構成もモジュール化が可能。工程変更が局所化され、ライン全体を止めることなく、変更工程のみ調整・チェックを行うことが可能です。 さらに、ネットワーク系統分離は最大8系統、安全コネクションは254コネクションと、大規模ラインでも柔軟に構築することができます。その結果、ライン変更時のリードタイムを大幅に削減することができます。 |
■ネットワークモジュール化の実現
装置間安全制御 最大分離 10系統
■大規模柔軟ラインが構築可能
装置内高速同期安全制御
254コネクション
垂直立上げと安定稼働を両立
【課題】 新規装置を立上げ、安定稼働までの期間短縮が常に課題ですが、再現性の低い問題の解決に時間がかかってしまいます。 また、量産稼働中に発生する不良やライン停止発生を素早く解決し、設備総合効率(OEE)を向上させる必要があります。 |
【NX5】 NX5のオートメーションプレイバック機能は、制御の振る舞いに関する情報を簡単に収集し再生することで、再現性の低い問題も、素早く特定することができます。 さらに、データ収集が制御周期に影響を与えないので、量産稼働中も安心して使用できます。膨大なプレイバックデータからトラブル原因を短時間で解析できることで、原因究明時間が短縮し、装置の稼働率向上に貢献します。 |
■安定稼働を両立
制御優先のアーキテクチャとマルチコアMPU
■特定に必要な情報を収集
変数データと録画データを活用し簡単再現
プレイバックデータ検索 変数値が変化したタイミングでジャンプして再現 出力要因検索 変数の出力要因をみえる化 |
【制御】高タクト・高精度加工を実現する制御性能