今のトレンド「全固体電池」の検査が増えています!
各社がしのぎを削って研究開発中の全固体電池ですが、既に様々な検査が行われています。
リチウムイオン電池は液体の電解質を使用していますが
全固体電池は全て固体で構成された電池です。
EV自動車普及の課題として注目されている電池ですが、
その解決のカギと期待されているのが「全固体電池」です。
リチウムイオン電池と比べ、安全性、寿命、バッテリー性能に優れた電池ですが
まだ開発途上です。
現在、自動車メーカーにとどまらず、様々な企業が開発に取り組んでいます。
・発火のリスクが低く安全
・温度変化に強く、バッテリーの劣化が低減し、高速充電も可能
・コンパクトで、形状の自由度が高い
(薄膜型全固体電池の場合)
※製造工程はイメージです。
■電解質の厚み幅測定(3次元センサー)
表面やエッジの欠陥有無や正しい形状と厚さが保たれているか検査します。
■キズ汚れ(2次元カメラ・AI検査)
傷の定義が必要だった次のようなさまざまな材質・色・サイズの傷を、調整なしで安定抽出します。
■タブ距離の測定(3次元センサー)
タブの間隔をスキャン・測定します。
■積層位置決め(3次元センサー)
シートをスキャンし積み重ねる位置を割り出します。
■溶接位置決め(3次元センサー)
バッテリーの4つの側面からのデータを利用し、正しい溶接位置を割り出します。
■溶接部外観検査(3次元センサー)
溶接シームをスキャンし、正しい高さを測定します。
溶接個所を抽出し、欠損・過多などの検出します。