E5ED / E5ED-Bオムロン
48×96mmサイズ。状態変化を自ら捉え、制御を最適化し、生産性と品質を簡単両立。プッシュインPlus端子台タイプのラインアップを追加。
人の手を煩わさず最適な温度制御を自動で実現、生産性と品質を簡単に両立します。
これまでの温度調節器は立上げ設定や変動調整に多くの時間がかかるだけでなく、経験や勘がなければ最適な調整が難しく、品質への影響も少なからずありました。
そこでオムロンは、熟練者のように、品質に影響を与える状態変化を捉え、常に最適な状態に自動で温度制御ができる、
"適応制御技術"搭載のE5□Dシリーズを開発。
面倒な立上げ、調整の手間から現場を自由にします。
生産ラインにおける温度変動要因
その答えは、業界初*の「適応制御技術」搭載
本製品に搭載された「適応制御」であれば、立上げ時・安定時それぞれに最適なPID値を自動で算出。
さらに、装置の温度制御状態を監視してワーク変化や装置変化などに対し、最適な温度制御になるようPID値を自動で調節できます。
*FA用の汎用温度調節器として、2017年3月現在オムロン調べ。
現場課題
・新興国の人口増加による食品需要に包装の高速化で対応したい
・多様な包材を用いる多品種生産でも高速化したい
・高速化するとシール面と制御温度に温度差が広がるため、不良率が上がってしまう…
温度調節器 E5□D シリーズが解決
■シール面の温度測定と揺れを抑えるアルゴリズムでシール面の温度を安定的に自動制御
包装工程を高速化してもシール温度と制御温度との誤差を最小限にし、安定的に自動制御することで、製品品質を維持したまま生産の高速化を実現。
包材の薄肉化やトレーサビリティ対応にも貢献します。
設定変更が必要な多品種生産でも自動制御で工数削減
包材変更で設定変更に時間がかかり、高速化を妨げることがありました。
多品種生産でもシール温度と誤差の小さい自動制御により、スピーディに現場対応できます。
新価値を実現する制御性能
■包装機用温度センサ*+包装機向けアルゴリズム【自動フィルタ調整機能】で温度誤差を最小限に
*別売
シール面の温度を測定する「包装機用温度センサ」
包装機の速度・包材変化などの温度変動要因に影響されず、ヒートバー表面の温度を正確に計測します。
表面温度測定での揺れを抑える「自動フィルタ調整機能」
包装機用温度センサと自動フィルタ調整機能を使用することで、シール温度で品質を管理しながら、人の調整によらず、温度調節器のみで温度揺れを抑えることができます。
現場課題
・新興国の経済発展、生産拠点の海外移管に伴うインフラ関連の需要拡大で、生産性を上げたい
・高速化すると、材料配合や冷却水などによる温度揺れへの現場調整が必要…
・品質を維持したまま、高速生産するのは難しい…
温度調節器 E5□D シリーズが解決
■速度変更や装置の状態変化による温度揺れを現場調整なく抑制
押出成形機の速度が高速化することで起きる材料発熱部の温度揺れや、冷却水の変動による温度揺れを検知して、自動で安定制御。
設定工数も大幅に削減します。
装置の省エネにも貢献
安定制御により、ムダなヒータ使用エネルギーを従来比で最大40%削減します。
※水冷2軸押出成形機、オムロン実測値データ
新価値を実現する制御性能
■成形機向けアルゴリズム【水冷出力調整機能】で温度揺れを最小限に
水冷式の押出機では、高速化することで様々な原因で温度揺れが発生し、品質を安定させるために現場では繰り返しのバルブ調整が必要でした。
E5□Dでは水冷出力調整機能で温度揺れを最小限に抑え、品質を維持したまま生産能力を高めます。
温度揺れ要因を同時に抑え、安定性能を維持する「水冷出力調整機能」
【New】E5□D-Bシリーズ
工具不要で挿し込むだけ。配線作業負荷と工数を低減するプッシュインPlus端子台をシリーズ追加。
■大幅に配線工数を削減
注. プッシュインPlus端子台、ねじ端子台ともにメーカ実測値データ。
■挿しやすい
オムロンのプッシュインPlus端子台はまるでイヤホンジャックに挿し込むような感覚。
作業負荷の低減と配線品質の向上に貢献。
![]() | Value Design for Panelとは、制御盤内の商品仕様に対するオムロンの共通の考え方であり、これに基づく商品を組み合わせて使用することで、お客様の制御盤に新しい価値をもらたします。 |